バレエは言葉を発さず体全部を使って表現します
腕の動きは、表現するアイテムとしてとても重要な働きをしてくれます
例えば「白鳥の湖」の白鳥の腕の動きです。
腕で羽根を表現したり、時には海の波を表現したり。また同じ動かし方でも【弱さ】【強さ】の心の意思を表現できたり。
その繊細な動きを表現するには、肩・肘・手首・指の関節全部を使います
白鳥の羽ばたく動きを例にあげると。。。
まず肘をピンピンに伸ばしきることはしません。常に肘は緩めた状態で、そして肘から先の指先までは力を入れてはいけません
羽根を広げた状態を見せるとき、手を上にあげ手首を少し曲げます。そして下ろす時には肘から降ろしていきます。次は手首、そして後から指先が降りてくるように。
次は上げ方です。
上げるときも肘から上げていきます。そして手首⇒この時も指は後からついてきます
上げるときも下げるときも、肘を曲げすぎると綺麗な動きはでません
コツは指の力を抜き、指の第一関節、第二関節まで意識して動かすことで、繊細さ・はかなさ・黒鳥では強さを表現できます
子供バレエでは、指に力が入ってしまう子が多いです。そのため指がパーに広がったり、親指が他の4本の指から遠く離れたり、腕に硬さが出たりしてしまいます
バレエのポールドブラ(腕の動き)を習得すると、普段の手の動かし方にもエレガントさを出せます
ウォーキングでポーズをとる時の手の運び方、歩く時にしなやかさを出したい時にも活かせます。指の力を抜いてみてくださいね