【舞台に立った時の存在感】
私の恩師であるロシア人のナターシャ先生とグリャーエフ先生夫妻は、ロシアの人民芸術家でもあります
キーロフバレエ団のプリンシパルだったお二人に長年指導を受けて教えて頂い事は数知れず
その中で断トツの表現力の違いを感じました
グリャーエフ先生が眠りの森の美女でカラボス、バヤデールの僧侶ラジャを演じた時に、一緒の舞台に立ちました
その時に【怒り】を表現するクライマックスの時の先生の目に、吸い込まれるように、立ちすくんでしまうかのように吸い込まれました
ナターシャ先生にはリハーサルの時に、見本を見せてくださるのですが、それはもう一瞬で背景が見えてくるかのような表現力でした
先生は【目】で表現しなさい。【目】が大切!とよくおっしゃいました。
例え遠くの客席にいても、その凄まじいメッセージ、想いは必ず伝わります
それが、よりいっそう体の表現の迫力に拍車をかけてくれます
【目で語る】
この工夫も大切です
どれだけでも魅せ方はありますね