バレトンやバレエで、足を横に上げる動きがあります。
バレエでは【横に】の意味がアラセゴンと言います。
バレトンでは足を90度以上上げる必要がありません。むしろ私はバレトンのクラスでは上げる足より軸足の膝が緩まないぐらいピンっ!っと伸びている方を重視します
これができると、足裏や足指の強化はもとより
重力に負けない体の引き上げ、背筋・腸腰筋・骨盤底筋群・腹横筋などの様々な筋肉強化ができます
このパッセというポーズ。
バレトンではファインドザニーという動作です。ウエストのベルトの部分は床と水平を保ちます。上体も真っ直ぐに長方形の胴体を意識して。骨盤は立てて。
肋骨をバーーっと開かず締める感覚で動くのもポイントです
パッセから体のサイドのラインを変えないように足を横に上げてみてください
股関節から外旋させて膝と足の甲が天井を向いていたいです。なぜならももの外の筋肉ではなく内ももの筋肉を働かせて細く引き締めていきたい効果を狙っています↓
注)お尻から上げると上体は傾き、サイドのラインは崩れます↓
内股で上げると、ももの外の筋肉を使ってしまいます↓
横に足を上げた時に上体の長方形の形が変わってしまう人は足を斜め前方向に上げてみてください
股関節からの外旋(ターンアウト)がしやすくなりますよ。そして低くてかまいません
バランスが後ろへとられる方は、おへその下をグッと凹ませるように締めてください
これができるようになっただけで、【骨盤の安定】【胸部・背面の強化】【股関節の可動域】【足裏・足指の強化】が見込めます
シンプルな動きでも、こんなにもたくさんの効果があります。コツをお伝えしますので、【ただやる】ではなく【効果の出る意味のある動き】にしていきたいですね!
(文章で見ると、なんのことかさっぱりかもしれませんが、レッスンでは難しく考えず、サッと分かるように工夫してますでご安心くださいね)